私が株式を処分して投資信託を買った理由
私は現在40代ですが30代の頃から投資をやっています。まだまだ初心者ですが、思うところがあり、今後投資信託を中心にしていこうと思っています。
色々試したけど儲からなかった
30代になってすぐにFXをはじめました。あの頃は為替証拠金取引が一般に開放されて数年くらいだったと思うのでまだまだ情報もあまりありませんでした。案の定、一晩で70万円くらいの損失を出してしまい「これはだめだ」と思ってFXを断念しました。
しかしFXの仕組みはなんとなくわかったので、WEBサイトをスクレイピングして自動FX売買のプログラムを書きました。この頃はサイトのセキュリティも大したことなかったので、私ごときのIT技術者でも自動売買のプログラムを作ることができました。
いま思えばMT4なんかよりももっと早い時期でした。
しかし、システムトレードも世界中で散々やられている手法なので簡単に勝てるわけはなく、1年間システムを回しても利益は2000円にしかなりませんでした。
通貨は少なからず各国の金利がありますが、俯瞰してみると誰かの利益は誰かの損失になっています。このころ私は利益の取り合いであるFXよりも常に利益が生まれ続けている株式のほうが儲けやすいと考え、資金を株式に移動しました。
その頃の日経平均は10年マイナス成長の時期だったので、インデックスでなく情報の得やすい個別銘柄へ投資しようと思い、自分なりに将来有望だと思われる企業に投資をしました。将来有望と思われる企業はたしかに成長をしてくれたのですが、なぜか私の選ぶ企業の株価はその成長と逆に右肩下がりになり、結局個別銘柄でも利益を出すことができませんでした。
その後、個人でCFDが取引できるようになり、CFDでレバレッジをかけて各国のインデックスに投資しました。レバレッジ取引はFXで痛い目にあっていたのでかなり慎重にやっていましたが、ちょうどコロナショックが重なり、またまた損失を重ねてしまいました。
その頃の市場はずっと下がり続ける嫌なムードでした。ですので下落に強い投資としてオプションのコール売りをやってみました。しかし、コロナショック後は日経平均は記録的なV字回復をしました。コール売りは暴騰のときは大きな損失が出てしまうので、この方法もうまく行かず撤退しました。
結局投資信託だけは増えた
色々な商品を試して、自分にあっている戦略を探しましたが、結局一つもこれだ!と言うものは見つかりませんでした。一時的にドカンと増えたときもあったのですが、トータルで見るとどれもプラマイゼロか少し負けています。
そのような中でNISAで買っていた投信だけは着実に利益を上げていました。ほんの10万だけだったんですが、現在は16万になっています。(いつ買ったか忘れた)
はじめからこれを全額買っていれば、10年近い投資機会を失って、しかもちょっと損失が出ているなんてなかったのに。
なんで投信だけは利益が出たんでしょうか。
成功している投資家のブログなどを参考にすると、その人達はやはり投資対象についてしっかり研究をしています。
私も研究すれば良いんですが、貧乏暇なしの人生、で銘柄研究をする時間も、日々チャートを追いかける時間もありません。チャートを見ているとお嫁さんが「大丈夫なの?」「損するんじゃない」と必ず言ってきます。
しかし、投信は判断するパラメータもそんなに多くないし、評価額の動きもそんなに激しくありません。週に数十分くらいの時間で投資できます。企業個別の材料に左右されにくいので、ニュースをずっと見なくていいし、「半導体」とか「電気自動車」とかテーマに投資できます。
結局、私の能力では誰かが考えてくれた投資信託に乗っかることしかできないんだなと結論になりました。
投資信託について情報を集めることにした
投資信託は投資に対して時間を取れない人に向いている商品です。だから投資信託について情報を集める人も少なく、WEBにもそのような情報が少ない印象でした。
でも私のように「投資に時間を割けないけど、投資信託を買ってみたい。でも全然情報ないじゃん」と思っている人が絶対いるはずです。
そういう人と協力して忙しいおじさんの趣味くらいの気持ちで楽しめないかなと思い、投資信託の情報を集めて見ようと思い立ちました。
さっき思い立ったのでいつまで続くかが問題ですが・・・。