バイオ関連、クラウド関連の米国ETF

2022年2月20日

この記事は2月17日のラジオ日経こちらAUKabu.com投資情報室のデータをもとに記事を作成しています。

この回の放送では直近の注目分野としてiシェアーズバイオテクノロジーETF(IBB)とグローバルXクラウドコンピューティングETF(CLOU)が紹介されました。

IBBはAUカブコムで買えますが、SBIでは買えません。IBBの1年間のリターンは-9.8%です。今は新興市場が落ち込んでいるので仕方ないのかもしれませんが、あんまり直近のリターンは良くないです。私の試算では新興市場が落ち込む前までは1年リターンは+6%くらいでした。テーマで買うならいいんじゃないでしょうか。

CLOUはAU株コムとSBIで見つかりませんでした。AUカブコムで紹介されてたんですけど買えないんでしょうか(?)こちらも1年のリターンは-13%とあんまり良くありません。IT企業は特に落ち込みが激しいのでこちらもしょうがないかもしれません。直近の下げで昨年最高値の2/3くらいになっています。

IBBもCLOUも成長株の下げでリターンが悪く見えますが、逆に今がセール中なのかもしれません。下にこれら2つのファンドの詳細を説明します。

iシェアーズバイオテクノロジーETF(IBB)

IBBはバイオテクノロジーインデックスと同等のパフォーマンスを目指しており、すべて米国上場株で校正されています。主な校正銘柄は次のようになっています。

順位社名校正比率(%)
アムジェン10.9
ギリアド・サイエンシズ7.1
リジェネロン・ファーマシューティカルズ6.0
バーテックス・ファーマシューティカルズ5.4
モデルナ4.3
イミルナ4.3
IQVIAホールディングス4.2
メトラー・トレド・インターナショナル3.0
バイオジェン2.9
10バイオンテック(ビヨンテック)2.4

新型コロナのワクチンが登場してから、ワクチンの接種は常識となりました。

新型コロナワクチンを提供している製薬会社はこの特需で大きな利益を得ることになりました。これを見越してワクチン登場から関連の銘柄は大きく上昇しています。

すでにコロナワクチン銘柄は買われつくした感がありますが、上昇が一服したことや、構成銘柄の業績が順調であることなどから今後が期待されています。現在は米国インデックスと同調して下降基調です。

 バイオ株は成長株のイメージが強いですが、実は売上高が大きくなっていて、アムジェン、ギリアド、バイオンテックなどは低PER銘柄としてみることができます。

また、ギリアドは2022年2月15日の株価基準では配当利回りが5.75%あって、配当株として考えられます。

10位のバイオンテックを紹介

構成比率10位のバイオンテックのコロナワクチンはワクチン開発を手掛ける会社です。コロナワクチンはファイザーが有名ですが、バイオンテックはファイザーと共同してコロナワクチンを開発した会社です。この成果により直近利益を伸ばしています。

会社業績は右肩上がりですが、ほかの会社に比べると注目されにくい規模であり、直近のPERは4倍を割れています。どこかで株価の見直しが入るのではないかと言われています。

グローバルX クラウド コンピューティング ETF (CLOU)

CLOUの構成銘柄は次のようになっています。

順位社名校正比率(%)
1アカマイ・テクノロジーズ5.7
2マイムキャスト5.0
3ファイブ94.8
4ゼットスケーラー4.6
5ワークデイ4.5
6ドロップボックス4.5
7エスピーエスコマース4.3
8クオリス4.2
9デジタル・リアルティー・トラスト4.2
10ワーキバ4.1

直近の月足は次のようになっています。

5位 ワークデーの紹介

ワークデーは企業向けの人事管理システムを提供する会社です。主に大手企業向けのため業績は比較的安定し、高収益を上げている会社です。一時のPERの割高感が意識され株価は下落基調でしたが、現在55台まで下がってきたので、そろそろ検討の対象になるかもしれません。

財務面を見ると、フリーキャッシュフローをしっかり稼いでいる会社であり、ホルダーには安心感があります。現在の地合いは高PER銘柄には逆境ですが、今後注目されるタイミングが来ると思います。

これらのETFは注目分野の銘柄で組まれている上に分散投資されているので、このような米国ETFはそのまま買ってよいと思います。

まとめ

今年は米国での金融引き締めがほぼ決定的となりつつあります。このような環境下ではバイオやITといった成長分野は投資対象から外されてしまうので、今日紹介したようなETFは実はどちらかと言えば不利です。

どのような銘柄が選ばれていくのかを考えながら戦略を立てることが重要です。